続・U設計室web diary

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2013年 08月 29日

地鎮祭の手順

地鎮祭は普通、建て主の方にとって生まれて初めての体験。
ここでは先日行われた「十条の家」地鎮祭の写真を使わさせていただいて
ご説明したいと思います。
(建て主のKさん、ご容赦くださいませ)

地鎮祭は工事に先立ち土地の神様に家を建てることを報告し
工事の安全と無事の完成を祈願する行事です。
神道で行うことが一般的ですが
建て主の方が信心している宗教、
例えばキリスト教や仏教等で行うこともあります。
また地鎮祭自体を行わない場合もありますし
建て主の方自らが米・塩・酒で敷地をお清めして
地鎮祭に代える場合もあります。

ここでは一般的な神式を例にお話しします
まずは、地元神社に頼むのか
あるいは施工する工務店がよくお願いしている
地鎮祭専門の神主に頼むのかという選択があります
お納めする玉串料は3万円くらいが通常ですが(首都圏の場合)
専門の神主さんは神様にお供えする海の幸、山の幸が一式として
玉串料に入っているのと比べ
地元神社の場合はお供え物は別に建て主が用意する必要があります

今回は建て主の方の意向で地元の王子神社にお願いしました
残暑が厳しいので
工務店が気をつかってテントをサービスで用意してくれました
祭壇を南に向くように設置し、
お榊を中心にそこに海の幸、山の幸、酒、塩、米を飾り付けます
(神主さんがやってくれます)
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祭壇に向かって建て主の方、その後ろに設計者、施工者が並びます

いよいよ地鎮祭の始まりです
修祓(しゅうふつ)の儀:神官が参列者と祭壇をお祓いします(軽く頭を下げます)
降神之儀:神官が祝詞をささやき神様をお迎えします(頭は下げています)
献餞之儀:神様に祭壇のお供え物を召し上がっていただきます
祝詞奏上:神様に土地の場所、建て主の方の名前、設計者名、施工者名を報告し
     工事の安全と建物の無事の完成を祈願します
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清祓い:神官は敷地の四方、中央に御神酒、米、塩、紅白のちぎり紙を撒き
    お祓いします
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苅初之儀:設計者が鎌で砂山の笹を「エイ・エイ・エイ」とかけ声とともに草を刈
     る所作をします
穿初之儀:建て主が「エイ・エイ・エイ」と砂山に鍬を入れ
     施工者が鋤で同様に砂山を崩し着工を模した所作をします
     これで着工となりました
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     玉串奉献:神官、建て主、設計者、施工者の順で玉串(お榊)を祭壇に捧げ
     工事の安全を祈願します
     まずは神様に一礼
     玉串を奉納後(神官から受け取ったお榊を時計回りに回し
      お榊の根元が祭壇に向くように置きます)
     工事の安全を祈念して、二礼二拍手一礼でお参りします
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撤餞・昇神之儀:神官が昇神の祝詞を唱え神様に帰っていただきます
直会(なおらい):御神酒で乾杯(口をつけるだけで飲まなくてもかまいません
         残ったお酒は土に戻します)
         お開きとなります
神官が砂山に魔除けの「鎮物」を置きます
鎮物は後日、施工者が建物中心の基礎下に埋めます
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式後、神主さんに玉串料をお渡しします
祭壇をバックに皆さんで記念撮影
地元神社の場合、式後お供え物を持って帰られることが多いのですが
今回は「神様のお下がりものですので皆さんでお食べください」と
持って帰られませんでした
というわけで、私もサツマイモとオクラを1本ずついただきました。
Kさんありがとうございます
今回は立派な新鮮な大きな鯛を建て主の方が用意しました。
海の幸はスルメや昆布の場合もあります
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式で使う鎌、鋤、鍬です
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そして、本当の工事が始まります
我々設計者は施工者と協力してよりよい家が出来るように
これから設計監理の仕事が始まるのです
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by u-och | 2013-08-29 16:22 | Works | Trackback | Comments(0)
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