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続・U設計室web diary

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2013年 11月 25日

熱海の家 旧日向別邸

熱海の家 旧日向別邸_c0016913_19251633.jpg

先日所用があって熱海方面へ。
せっかくなので、熱海駅から徒歩10分くらいのところにある
旧日向別邸を見学してきました。
この家は言わずと知れたブルーノ・タウト設計1936竣工の別荘ですが
外国人が見た日本趣味の建築と実はあまり期待していなかったのです。
今回訪問して初めて知ったのですが
1階は上野の国立博物館や品川の原美術館の設計で知られる渡辺仁。
そして地下室の改装を行ったのがブルーノ・タウトというわけです。

ブルーノ・タウトはドイツ表現派を代表する建築家で
ナチスドイツの迫害を逃れて日本に来ていた一時期に設計した
日本に現存する唯一の建築です。

写真で見ていたインテリアは先に書いたようにあまり好感を持つ物ではなかったのですが
実際のインテリアは写真よりずっとよいです。
やはり実物を体感しないと判らないものです。
遠近法のフェイクを使った観念的な設計も
抜群の腕を持つ棟梁の技術で見事に実現され
80年近く経つ現在でも当時のまま現存するというのは
まさに奇跡的ともいうべきものです。

日向別邸を買い取った民間企業がその価値を認め大切に使ってきたこと、
そしてまたその文化的価値が判る女性篤志家が私財をなげうって買い取った上で
熱海市に寄贈したという奇跡。

ブルーノ・タウトもきっと天国で喜んでいるだろうな

by u-och | 2013-11-25 19:29 | Architecture | Trackback | Comments(0)
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