2015年 01月 22日
![]() 故立川談志の弟子が書いた本はいくつかあるが、 最も売れたのは立川談春の「赤めだか」だろう。 破天荒な家元・立川談志の元で、 談春が高校を中退して入門した頃から、真打ちになるまでの修業時代を書いた 「青春記」という趣があるのに対し この間読んだ立川生志の「ひとりブタ」は、 立川談志とのもっとなまなましい師匠と弟子の愛憎劇、 談志の複雑な性格による事件の数々、 人ごとだから大笑いできるけれど 当事者としては神経衰弱になってもおかしくない かなりぞっとする日常が描かれている。 ![]() 流石に落語家の文章なので、どちらの本も大笑いできるし ちょっとほろりとさせるエピソードもたくさん挿入されている。 立川談志の「芝浜」を生で二度ばかり聞いたことがあるが、流石に名人! おかしくて、人間の性が切なくて 最後にじーんと感動させる素晴らしい落語でした。 でもたまに落語だけ聞くのならいいけれど、 身近に立川談志が居たら、お近づきになりたくない人だなあと思う。 ましてや弟子ともなると・・ きっと立川談志の弟子達は だれもが愛憎半ばする、複雑な感情を家元に対し持っていたんだろうなあ。 これらの本を読むと実感できる。 憎いけれど・・・愛している。 立川流では志の輔のファンですが 生志の落語も2月早々に聞きに行ってきます! 楽しみ!!
by u-och
| 2015-01-22 18:31
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