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続・U設計室web diary

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2021年 04月 28日

第四十四回釘ん句会

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先週、ZOOM句会がありました。

兼題は「靴」「飛」「燕」そして「絵」から連想するもの。


さて今回の句会で

私もとらせていただいた高得点句は、藤さん作の


「ダビデ像部室に戻し卒業す」


高校の美術部に属していた私は

卒業も間近になった三月はじめ

永らくデッサンのために借りていたダビデ像を部室に返しにきた。

外は梅の花も咲き、桜ももうじき咲こうとしている。

誰もいない少し薄暗い絵の具の匂いも残る美術部の部室に一人いると

楽しかった高校生活のいろいろな場面が思い出される。

文化祭に出展したみんなで描いた大作。夏の合宿の楽しかったこと。

そして少し切ない思い出も。

Nさんのことが好きだったんだ。振られちゃったけどね。

さて、4月から新しい生活が始まる。

期待と少しの不安。

ダビデのようにまっすぐに前を向いて暮らして行こう!


というのが私の解釈です。


そして、私が特選でとらせていただいたのは


「帰るにも帰る靴なき春の夢」


どうやってここにきたのか、全く記憶がない。

ここがどこなのかも判らない。

がらんとしたお屋敷の中は誰も見あたらず

声をかけても誰も出てきてくれない。

とりあえず、お暇しようと

玄関に向かい「お邪魔しました」と挨拶して

帰ろうとするが、脱いだはずの靴がない!

ああ、どうしよう!!

いっそのこと素足のまま外に出るか・・

と、ドキドキして目が覚めた。


というのが私の解釈です。

先生の俳句でした。


さて、私の句で一番点が入ったのは

「燕来ぬ土手で練習(さら〕えるサクソフォン」


さて皆さん、どんな解釈をしてくれますか?





by u-och | 2021-04-28 16:53 | Hobby | Trackback | Comments(0)


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