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続・U設計室web diary

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2023年 05月 01日

香川県庁舎 旧館

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1958年竣工の香川県庁舎。設計は丹下健三。
構造:坪井善勝研究室、施工:大林組。
2021年に重要文化財に認定されました。

市民に気軽に利用してもらえるように、ピロティと1階ホールを開放し
センターコアの構造形式をとってそれを可能にしています。
1階の陶芸壁画は香川出身の猪熊弦一郎。家具は剣持勇デザイン研究所チーフの松本哲夫。

そして外観は、日本の木造建築のような繊細な木割りを
コンクリートで表現するといった斬新な試みも行っています。
しかし、コンクリートで細い部材を表現する限界を悟ったのか
これ以降このデザインは影をひそめ、新たなコンクリートの表現を展開していきます。
香川県庁舎 旧館_c0016913_11182406.jpeg
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by u-och | 2023-05-01 11:21 | Architecture | Trackback | Comments(0)


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