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続・U設計室web diary

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2007年 03月 27日

枝打ち・鹿対策

21日春分の日、 東京の木で家を造る会主催の
「枝打ち」と「鹿対策」の作業に奥多摩の山に行ってきました。
この場所は平成9年から16年までの8年間植林している地域です。
花粉症の私としては勿論マスク着用の決死の?覚悟であります。

この山には入って驚いたのはその傾斜の急なこと。
立っているだけでもしんどい斜面に植林し、下草を刈り
枝打ちをしていったその苦労に脱帽します。

まるで畑のような広大な平坦地に植林し伐採する外国の木とは全く違う
厳しい奥多摩の山の現実があります。
この作業に参加して
建材として使える木にするまでの
果てしない作業と幾代にも渡る長い年月を思うとき
建築の現場で当たり前のように見ていた杉や檜の木材が
とても有り難い愛しいものに思えてきました。

4月7日には植林の体験ができます。
次回の植林体験の山はもっとずーっと緩い場所なのでご安心を。
小さい子がいても大丈夫です。
詳しくは東京の木の事務局に。
勿論、私もマスクをして参加します。
枝打ち・鹿対策_c0016913_10285275.jpg

スキーだと超A級の斜面
枝打ち・鹿対策_c0016913_10361414.jpg
事務局長の稲木さんがお手本を。ナタの方がやりやすいそうですが我々素人には危ないので今回は鋸(のこ)で枝打ちをします。
枝打ち・鹿対策_c0016913_10293860.jpg

枝打ちをすると光が入り明るくなります。枝打ちは節の少ない木を作るとともに地面に光が入るので下草が生えて地滑りを防ぎ、地下水を涵養する効果があるのではと思います
枝打ち・鹿対策_c0016913_103758.jpg
鹿が樹皮を食べないようにネットを巻いていきます
枝打ち・鹿対策_c0016913_1030851.jpg
鹿に食べられた杉の木。こうなると中が腐り使い物にならないそうです
枝打ち・鹿対策_c0016913_10302623.jpg
手入れをされた森は美しい

by u-och | 2007-03-27 10:55 | Landscape | Trackback(1) | Comments(4)
Tracked from ひだまりミュゼ  sum.. at 2007-04-08 11:07
タイトル : 奥多摩 枝打&シカ対策 3/21(祝)
数年ぶり(前回がいつだったか忘れてしまうほど…笑)の奥多摩Aさんの山林。2年半前のシカ対策に参加できなかったので、ほんとにひさしぶり。ものすごく懐かしい場所! シカによる食害は、ほんとに深刻。でも、ネット巻きの効果はありますね! 2年半前に巻いたネットもだいぶきつくなっていて、それも取り替えながらの作業。この山は、傾斜が急で半端でない。上り下りだけでもかなり体力を使います。枝打ちも始めるとこれがなかなかくせになります…笑 かなりしんどい作業でしたが、達成感は抜群〜〜〜 ほとんど...... more
Commented by tokyomachiya at 2007-03-27 13:21
お疲れ様でした!
こうやって、多くの方が汗して育てた木を使わせて頂いているんですね。
無駄には出来ません。
キッチリ長く住み続けられる家をつくる責任がありますね。
もちろん住まい手にも、住み続ける責任が・・・。
Commented by masa-aki.m at 2007-03-27 20:02
お疲れさまでした。
それにしても忙しい落合さんなのに。偉い!
休みあるんですか?
Commented by u-och at 2007-03-27 20:27
tokyomachiyaさん、こういう作業に参加すると、
現場で見慣れている木材がとても貴重な資源として
再確認できますね。
Commented by u-och at 2007-03-27 20:32
masa-akiさん、25日の日曜日は
プールに行ってしっかり泳いできましたよ。(歩いて・・かな?)


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