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続・U設計室web diary

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2007年 11月 15日

ブータン パロ・ゾン

 ゾンは17世紀ブータンを統一したチベットの亡命僧シャプドーン・ナムゲルが外敵の侵入に備えるために各地に造った軍事・行政・宗教の三つの機能を併せ持った城塞で、現在では地方行政(県庁)と僧侶が修行を積む寺院が置かれています。
 ゾンが三つの機能を持っていたのは、シャプドーン・ナムゲルを転生仏としてあがめ、完全な政教一致体制をとっていた証と考えられています。
 現在のブータンでは政教分離ができていて、そればかりか来年、初の総選挙が行われるブータンは民主制を進めており、国王自身の発案で議会の四分の三の賛成があれば国王の解任も出来るという画期的な法案も作っています。政教分離の事に話を戻すと宗教界のトップは首都ティンブーのタシチョ・ゾンにいるジェ・ケンポ氏。ティンブーのお祭りツエチュでお顔を拝顔させて頂きました。
 
 パロゾンは1907年に火事で消失(ろうそくならぬバターで造ったバターランプをなめに来るネズミがバターランプを倒し火事になるケースが多いそうです)その後建てられた建物で、ほぼ正方形の平面の中央にウツエと呼ばれる仏像が安置されている重要な宗教施設があります。その建物の四週にはマニ車(マニル・コル)が埋め込まれたニッチが造られていて、人々はこのウツエの周りを時計回りに巡りながらマニ車を回し、お祈りをするのです。
 春行われるパロゾンのお祭りツエチェの最終日の未明、このウツエの巨大な壁に大きな大仏画(トンドル)が壁一面に開帳されるのだそうです。
 是非またブータンに行ってご開帳の瞬間に立ち会いたいものです。
ブータン パロ・ゾン_c0016913_0562492.jpg

ひときわ高い塔のような部分が仏像が安置されている「ウツエ」
ブータン パロ・ゾン_c0016913_058282.jpg

この中庭ドシェン(大きな石という意味だそうです)も映画「リトルブッダ」のシーンにありました。
ブータン パロ・ゾン_c0016913_121813.jpg

自然の地形を巧みに取り入れたゾンの建築は高低差・明暗・広狭など
違う要素の集合で歩いていて飽きることがない

by u-och | 2007-11-15 01:10 | Journey | Trackback | Comments(2)
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Commented by 欒樹 at 2007-11-17 10:32 x
 「敷石」は素晴らしいですね! あとは少々「ゴテゴテ」してますが。
Commented by u-och at 2007-11-18 22:24
欒樹さん、日本人から見るとやや装飾過多に見えますが、
ブータン版日光東照宮のようでもあります。
壁画には象や猿といった動物も出てきますしね


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