2007年 12月 12日
プナカは、首都ティンプーより車で約2時間半くらいのところにある古都。 ブナカの標高は1350m。首都ティンプー、パロがそれぞれ標高2400m、2300mなので 標高が低い分暖かく、過去300年にわたりブータンの冬の首都だったそうです。 実際ブナカではバナナの木やサトウキビも見ました。 1955年にティンプーが通年首都になってからは、 一時は絢爛を極めたブナカ・ゾン(1637年建造)も廃墟のように寂れ、 昭和33年にブナカを訪れた大阪府立大の植物学者中尾佐吉教授は その著書「秘境ブータン」の中で 当時のブナカは疫病が蔓延し人の姿の見えない「死の谷」であると書いています。 それから50年後の現在ではブナカ・ゾンも修復され、 冬の間はブータン仏教の最高指導者ジェ・ケンポ氏が、 厳冬の首都ティンプーからこのブナカ・ゾンに移り住んで生活しているそうです。 ![]() ポ・チュ(父川)とモ・チュ(母川)に挟まれた中州にあるブナカ・ゾン。 まるで河にうかぶ軍艦のようです ![]() ゾンの中に入るのにはこのきつい勾配の階段を登っていきます。 有事の時はこの階段をはずせるようになっていたんだろうなあ。 ![]() 中は彩色が施されまるで竜宮城のようです ![]() 一番奥には寺院があり法要をしていました。 高僧がお経を唱えているというのに、若い坊さん達はおしゃべりをしていたり 適当に笛をならしたりと、日本のお寺と違ってピリツとした緊張感に欠けていました
by u-och
| 2007-12-12 10:02
| Journey
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Comments(8)
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引越しをすっごくがんばったから
がんばってブータンネタ、つきあってあげます。
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小生の友人のブータンに於けるシニアボランティアの成果(自動車整備教育については不明、水彩スケッチのみ)を横浜へ出掛けて観て来ました。 u-ochさんの写真に劣らない枚数が掲げられ堪能しました。 極彩色でない白い壁が印象的でした。 河の水量は凄いですね。 地球温暖化で氷河が溶けたためですか?
欒樹さん、ブータンは元々ヒマラヤからの水源が豊富で
水力発電の電気をお隣のインドに売っているほどだそうです。 数年前にこの河が氾濫しブナカ・ゾンの一部が壊れてしまったとのこと、地球温暖化の影響かもしれませんね。 ![]()
ほんとにきれいなところだね。100年前の日本もそうだったらしい
半田さん、ご来場ありがとうございます。
ブータンは写真で見た昔の日本の農村のようです。
僕もブログ始めました。まだ使い方がよくわかっていませんが、立ち寄ってみてください。「ぱんだのたわごと」です
おお、半田さんもついに始められましたか!
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