続・U設計室web diary

uoch.exblog.jp
ブログトップ

カテゴリ:Book( 30 )


2018年 07月 30日

背教者ユリアヌス 辻邦生著

c0016913_12392464.jpg

随分前に神田の古本屋で手に入れたものの

その文章量(1ページ上下2段組で720ページ!)に

恐れおののき、読み始めるのを躊躇していた小説です。


でも、ちょっと読んでみるかと

夕食後の時間に読み始めてみれば

最初のページから美しい文章とその物語に引き込まれ

ぐいぐいと読み進めていける小説なのです。

しかしまあよくこの大作(しかも傑作)を書き上げたなあと

感心することしきりです。

私が感想を述べるよりも、北杜夫の箱書きの小文が

将にこの小説を言い得て妙なので転載します。


「絢爛とし、かつ透明な詩情に満ちた叙事文学である。

妖しい暗示に満ちた霧のたちこめる冒頭、そして砂漠の中を

ローマ軍団がもの寂しい足跡を残して去りゆく末尾。

雄大な規模を持つ二千枚の長編が、一章を読み終らぬうち、

たちまちに我々を魅了し、息つくまもなくぶ厚い人間と歴史の

奔流の中へと巻きこんでゆく。

予期もせず奇しき生涯を辿る哲学者皇帝、宮廷政治をとりまく陰謀、

相つぐ凄まじい戦闘、美貌の皇后の恋、

それらは現代に見出しがたい宿命の不思議さ、歴史の悲劇性、

人間存在の哀切さを示している。しかも、重厚明晰な文体で刻みこまれた

その絵巻が、ごく生き生きとして、肌のすぐ間近に感じられるのである。

小説の醍醐味を私は堪能した。」  北杜夫



[PR]

by u-och | 2018-07-30 12:40 | Book | Trackback | Comments(0)
2017年 10月 10日

犬のための家づくり

c0016913_14392644.jpg
c0016913_14393949.jpg
建築知識2017年10月号は「犬のための家づくり」特集です。
僕もいくつか事例を出していますが
なんと我が家の愛犬くうが巻末の著者欄に
カットとしてちゃっかり載っています。
本屋さんでご覧になってみて下さい!

あれれ・・これって親ばか?

ちなみに表紙のワンちゃんはプロのモデルさん?です

[PR]

by u-och | 2017-10-10 14:42 | Book | Trackback | Comments(0)
2016年 09月 01日

お宝本ゲット

c0016913_18342773.jpg

先日、本郷近辺で打合せの後
少し脚を伸ばして神保町の古本街を散策。
入った古本屋さんで磯崎新の名本を発見。
「空間へ」「手法が」「建築の解体」の三冊
しかも絶版になっている美術出版社版です。
それぞれ1500円とか高くても2500円なので
思わず購入しました。
なんだか得した気分です!!
[PR]

by u-och | 2016-09-01 18:35 | Book | Trackback | Comments(0)
2015年 07月 03日

こだわりの家づくりアイデア図鑑

c0016913_13264763.jpg

npo家づくりの会の有志で
表題の本を書きました
私も五項目の記事を書いています
本屋さんでお手にとってみてください
[PR]

by u-och | 2015-07-03 13:27 | Book | Trackback | Comments(0)
2015年 01月 22日

「赤めだか」と「ひとりブタ」

c0016913_18294680.jpg

故立川談志の弟子が書いた本はいくつかあるが、
最も売れたのは立川談春の「赤めだか」だろう。
破天荒な家元・立川談志の元で、
談春が高校を中退して入門した頃から、真打ちになるまでの修業時代を書いた
「青春記」という趣があるのに対し
この間読んだ立川生志の「ひとりブタ」は、
立川談志とのもっとなまなましい師匠と弟子の愛憎劇、
談志の複雑な性格による事件の数々、
人ごとだから大笑いできるけれど
当事者としては神経衰弱になってもおかしくない
かなりぞっとする日常が描かれている。
c0016913_1830167.jpg

流石に落語家の文章なので、どちらの本も大笑いできるし
ちょっとほろりとさせるエピソードもたくさん挿入されている。
立川談志の「芝浜」を生で二度ばかり聞いたことがあるが、流石に名人!
おかしくて、人間の性が切なくて
最後にじーんと感動させる素晴らしい落語でした。
でもたまに落語だけ聞くのならいいけれど、
身近に立川談志が居たら、お近づきになりたくない人だなあと思う。
ましてや弟子ともなると・・
きっと立川談志の弟子達は
だれもが愛憎半ばする、複雑な感情を家元に対し持っていたんだろうなあ。
これらの本を読むと実感できる。
憎いけれど・・・愛している。

立川流では志の輔のファンですが
生志の落語も2月早々に聞きに行ってきます!
楽しみ!!
[PR]

by u-och | 2015-01-22 18:31 | Book | Trackback | Comments(0)
2014年 06月 24日

掲載本のお知らせ

c0016913_13200920.jpg
エクスナレッジから立て続けに刊行された
「住まいの外観」「センスを磨く住宅ファサードのルール」
「心がときめく住まいアイデア図鑑」という本にそれぞれ
U設計室設計の住宅がいくつか掲載されています
よろしければご覧になってみてください。

[PR]

by u-och | 2014-06-24 13:20 | Book | Trackback | Comments(0)
2013年 12月 20日

愛を強いる支配 

昨日の朝日新聞朝刊の論壇時評で
作家 高橋源一郎が興味深い事を書いていたので
一部抜粋してここに掲載します
ちょっと長いですが興味のある方、読んでみてください

「愛を強いる支配 ここはDV国家なのか」
 ある若者が、デモに行くという友人と、その後映画を見ようと約束した。
その若者が、友人が混じったデモ隊の列と並んで歩道を歩いていた時、
突然、私服警官に逮捕された。理由は公然執行妨害だったが、若者にはまったく
覚えがなかった。後に若者は検察官から「きみが威圧的な態度をとり、警官は
恐怖を感じたからだ」といわれた。そういえば、私服警官らしい人間と目があった
ことは思い出したが、それが公務執行妨害にあたるとは夢にも思わなかった。

More
[PR]

by u-och | 2013-12-20 14:29 | Book | Trackback | Comments(0)
2013年 07月 29日

読書感想文

夏休みの読書感想文、いやな宿題だったなあ。
読書は面白いのに、感想文を書くとなると
とたんに面白くなくなった中学時代の思い出。

最近こんな言葉を目にしました
「読書感想文って、その本をきっかけにした
あなたの自己紹介なんですよ。
文章量のほとんどは自分のことを書いていいんです。
その本を読んだあなたのビフォア・アフターを書く。
できれば、読んでいる途中の
気持ちの変化があるといいですよね。」

こんなことを言ってくれる先生がいたら
この宿題も楽しかっただろうなあ
[PR]

by u-och | 2013-07-29 19:45 | Book | Trackback | Comments(0)
2012年 09月 18日

しみじみと嬉しい

現在発売中の「チルチンびと 73号」の
花と緑と暮らすの特集に「鎌倉の家」が掲載されています。

しかも一緒に掲載されている方々は
住宅作家として大御所の方々
亡き小井田康和さん、
尊敬する永田昌民さん、いつも掲載作品が気になる大野正博さん。
この方々の背中を追って走ってきたようなものなので
その御三方と一緒にU設計室・落合雄二が掲載されるのは
なにか、しみじみと嬉しいものです。
c0016913_18415866.jpg

[PR]

by u-och | 2012-09-18 18:45 | Book | Trackback | Comments(2)
2012年 06月 18日

チルチンびと

昨日はチルチンびとの取材。
梅雨の晴れ間にも恵まれて、
きれいな写真がたくさん撮れたと思います。
建て主のEさん、いろいろとありがとうございました。
編集のUさん、Sさん、カメラマンのKさんお世話になりました

9月11日発売の「チルチンびと」73号
まだちょっと先の話ですが、楽しみです!!
c0016913_20474921.jpg

[PR]

by u-och | 2012-06-18 20:48 | Book | Trackback | Comments(0)