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続・U設計室web diary

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カテゴリ:Architecture( 69 )


2020年 01月 21日

葛西臨海水族園、廃園の危機

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谷口吉生設計、1989年開園の葛西臨海水族園が

廃園(取り壊し?)の危機を迎えています。

東京都は現施設を廃園にして新たな施設を建設しようと

計画しています。


現施設は竣工時より建築的、景観としてもとても優れた建築で

私も家族を連れて何度もこの施設を訪ねたことがあります。

訪れるたびに東京湾と一体となった建築の美しさ

風景の優美さ、マグロ回遊の迫力に感激しておりました。

子供達も素晴らしい景観を含めこの体験が

大人になった今でも頭に鮮明に残っているようです。


築後30年経ち、この施設は東京の誇れる風景の一つとして

又、優れた景観形成のモデルとして重要な拠点にもなっていると思います。

その素敵な建築環境が廃園(取り壊し?)の危機を迎えています。


現在東京都では

「葛西臨海水族園の更新に向けた事業計画(素案)」について

広く意見を募集しています。

私も率直な意見を送ろうと思います。

期日:2020年1月25日(土)

http://a04.hm-f.jp/cc.php?t=M1184728&c=178693&d=0597







by u-och | 2020-01-21 13:30 | Architecture | Trackback | Comments(0)
2019年 10月 28日

吉村順三 / カニングハム・ハーモニー・ハウス

吉村順三 / カニングハム・ハーモニー・ハウス_c0016913_17224839.jpg

軽井沢方面に行ったついでに

エロイーズ・カフェに寄ってきました。

建築家吉村順三が設計した、

音楽家を目指す若者たちのための音楽ホールを備えた

カニングハム・ハーモニー・ハウス(1983)。

その施主エロイーズ・カニングハムが亡くなり

建物も雨風で傷み老朽化して取り壊しの危機に。

そんな危機を乗り越えて、

2015年、貴重な建築資産を守り受け継ぐために

カフェ&シェアハウスとして「エロイーズカフェ」が運営されているそうです。


隠れ家カフェ歩きをしている人たちや

建築愛好家の人たち(おそらく)も散見されました。

吉村さんの空間を体験できる貴重な場所です。

空間体験とともに、ボリュームたっぷりのお昼ご飯にも大満足です。

ここでご飯を食べることが、この建物の保存に繋がると思うと

また、軽井沢に行く用事があれば是非また寄ってみたいと思う場所です。

皆さんも是非どうぞ。

http://www.eloise-cunningham.jp/access



by u-och | 2019-10-28 17:24 | Architecture | Trackback | Comments(0)
2019年 09月 24日

足利学校そして太田市美術館・図書館

ブログ更新をサボってしまいました!


栃木県にある日本最古の学校「足利学校」に行ってきました。

岡山の閑谷学校に比べると保存されている現在の規模は小さいですが

敷地を取り囲む土塁が美しい!

建物を吹き抜ける風が気持がよい。

すぐ近くには国宝・鑁阿寺(ばんなじ)もあります。

お土産には勿論、足利名物「古印最中」を買って帰りました。

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ちょっと脚を伸ばして、

群馬県太田市にある平田晃久氏設計の

「太田市美術館・図書館」にも行ってきました。

五つのコンクリートの建物を鉄骨造のスロープがつなぐ

素敵な建築です。

中に入ると、まるで街中を歩いているように

いろいろなシーンが生まれ、

ちょっと腰掛けて本を読むスペースや

子供達が寝転がって絵本を読む場所や

しっかり勉強するコーナーなどが散在していて

とても楽しい空間です。

建築法規上の竪穴区画はどうやって解決しているのだろう。

担当者の解説を聞いてみたいなあ。

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by u-och | 2019-09-24 12:15 | Architecture | Trackback | Comments(0)
2019年 03月 26日

屏山書院

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三月初めに三泊四日で韓国に行ってきました。

家づくり学校の修学旅行に同行させてもらったのです。

歴史的な両班の屋敷に泊まって伝統的なオンドル体験も出来ました。

いろいろと刺激的な建築見学旅行でしたが

私が感激した建築の一つがこの屏山書院(ビョンサンソウオン)です。


安東・河回村近くにある17世紀再建の李朝時代の儒学学校です。

高床式の「晩對樓」という建物のピロティをくぐって中庭に出ると

中庭の向こうに講堂「立教堂」があります。

振り返ると、川を挟んで向こうに見える山がまるで屏風のようにそびえ立ち

その手前に開放的な晩對樓が見えます。

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敷地の高低差が上手にデザインされて、

敷地の中に進むにつれ入口からはとても高く見えた晩對樓が

高さを抑えたヒューマンスケールの建物に変化します。

現在、普段は中に入ることが許されない建物ですが

幹事さんが管理人に交渉してくれた結果

特別に上がらせて貰えることになりました。

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屏山書院_c0016913_17365358.jpg

夏、この建物を流れる風に身を任せ

眼前に広がる雄大な山の景色を眺めていたら

勉強どころではなくあまりの気持ちの良さにきっとうたた寝してしまうだろうな。

周辺環境・景観も含めてとてもすてきな建築です。



by u-och | 2019-03-26 17:57 | Architecture | Trackback | Comments(0)
2019年 03月 05日

赤坂虎屋

赤坂虎屋_c0016913_12325514.jpg
あれー、前回の投稿から早一月。
ブログの更新をすっかりサボってしまいました!

赤坂方面に用事があったので
話題の虎屋を見てきました。
場所柄高さの高い建物が出来るのにあえて3階建ての建物。
低層建物なので逆に目立っています。
設計は内藤廣。
きめの細かい設計で
設計界では隈研吾よりもずっと評価の高い建築家です。

ゆったりとした空間構成。和を感じさせる老舗の気品のある雰囲気。
久住左官の素晴らしい左官壁。
おいしいお汁粉を食べて、お土産に羊羹を買って
ちょっと贅沢な時間が過ごせたのでした。
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by u-och | 2019-03-05 12:35 | Architecture | Trackback | Comments(0)
2018年 11月 12日

千と千尋の神隠し・モデル

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「千と千尋の神隠し」の油屋のモデルの一つとされている四万温泉・積善館。

「橋を渡るときには息を止めなければいけないよ。

そうしないと人間と判ってしまうからね。」とはハクのセリフ。

   

一句 「黄落や息とめて橋渡る先」 雄二



by u-och | 2018-11-12 13:20 | Architecture | Trackback | Comments(0)
2018年 08月 31日

待庵・見学

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森美術館で開催中の「建築の日本展」を見てきました。

古代から現代まで幅広く日本の建築が紹介されていますが

その中でも期待していたのは千利休作といわれている国宝「待庵」。

そのレプリカが展示されているのです。

実際の待庵は、にじり口から中をのぞき見ることしか許可されていませんが

この展示では、レプリカとは言え、

忠実に再現された二畳の茶室の、内部に入ることが出来るのです!

待庵・見学_c0016913_15212279.jpg

壁は藁すさの見える草案風の土壁。

床の間は隅柱を土壁で塗り廻した室床。

天井は平天井と掛け込み天井の構成で

低いながらも圧迫感を感じない。

下地窓からの光が美しい!


待庵を空間体感できる絶好の機会です。

ご興味にある方はお急ぎを(9/17まで)



by u-och | 2018-08-31 15:28 | Architecture | Trackback | Comments(0)
2018年 08月 23日

素敵な居酒屋

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居酒屋「鍵屋」を覗いてきました。

木造2階建て、押縁下見板張りの外壁。

1階が店舗で2階が住居。

店舗の床はたたきでお店の大将を囲むように

L型に無垢板のカウンターが設えてある。

酒の肴に「にこごり」もあって日本酒がすすみそう!

素敵な居酒屋_c0016913_12072330.jpg

実は小金井方面で打合せが有り、その帰りに小金井公園内の

「江戸東京たてもの園」を散策して

移築された「鍵屋」を覗いたという次第。


なんと建築は幕末の1856年。

現建築基準法には適合しない建築だけれど

なんと魅力的な店だろうか。

説明してくれたボランティアの人の話だと

鶯谷駅近くで2代目「鍵屋」が営業中とのことです。



by u-och | 2018-08-23 12:11 | Architecture | Trackback | Comments(0)
2018年 03月 06日

名作住宅探訪

先日、築約50年~60年を超える住宅を見学する機会がありました。

1967年竣工の「塔の家」(東孝光設計)、

1958年竣工の「石津邸」(池辺陽設計)

1971年竣工の「松川ボックス(1期)」(宮脇檀設計)

そして1955年竣工の「園田邸」(吉村順三設計)。

松川ボックスは住宅ではなく事務所として使われていますが

他の建物はが住宅として現役として使われている建物です。

(園田邸は現在は貸し音楽ホール?)


どの建物にも言えることは、

時々の住まい手がオリジナルの部分を損なわないように配慮しながら、

家族構成や住まい方に合わせて

その時々の最新設備等をとりいれ

快適に住めるように改築・増築をしていることです。

建築家は建物の「生みの親」ではあるけれど、

それを更に自分たちの生活スタイルに合わせて居心地の良いにものにしていく「育ての親」は住まい手だなあということです。

こんなに長く大切に住んでもらって、設計した建築家たちも感謝していることでしょう。

これからも現役の建物として使い続けていただけたらうれしいのだけれど・・




by u-och | 2018-03-06 12:31 | Architecture | Trackback | Comments(0)
2017年 10月 23日

雨のデザイン

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皇居のお堀端に建つ1967年竣工のパレスサイドビルは
今しみじみ見てもとてもモダンな建築です。
日建設計・林昌二設計の傑作だと思います。

雨樋のメンテナンスもしっかりと考えられていて
縦樋が分節して、それを半円形の桝が受け
雨水が見えるデザインに昇華しています。
窓ガラス清掃用と日除けを兼ねたグレーチング床と相まって
魅力的な外観デザインを構成しています。

毎日新聞社が入るビルなので、事務所内には入れませんが
地下商店街の階段や近未来的なトイレなど
外観も含めてなかなか楽しめます。


by u-och | 2017-10-23 14:20 | Architecture | Trackback | Comments(2)