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続・U設計室web diary

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カテゴリ:Architecture( 66 )


2019年 03月 26日

屏山書院

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三月初めに三泊四日で韓国に行ってきました。

家づくり学校の修学旅行に同行させてもらったのです。

歴史的な両班の屋敷に泊まって伝統的なオンドル体験も出来ました。

いろいろと刺激的な建築見学旅行でしたが

私が感激した建築の一つがこの屏山書院(ビョンサンソウオン)です。


安東・河回村近くにある17世紀再建の李朝時代の儒学学校です。

高床式の「晩對樓」という建物のピロティをくぐって中庭に出ると

中庭の向こうに講堂「立教堂」があります。

振り返ると、川を挟んで向こうに見える山がまるで屏風のようにそびえ立ち

その手前に開放的な晩對樓が見えます。

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敷地の高低差が上手にデザインされて、

敷地の中に進むにつれ入口からはとても高く見えた晩對樓が

高さを抑えたヒューマンスケールの建物に変化します。

現在、普段は中に入ることが許されない建物ですが

幹事さんが管理人に交渉してくれた結果

特別に上がらせて貰えることになりました。

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夏、この建物を流れる風に身を任せ

眼前に広がる雄大な山の景色を眺めていたら

勉強どころではなくあまりの気持ちの良さにきっとうたた寝してしまうだろうな。

周辺環境・景観も含めてとてもすてきな建築です。



by u-och | 2019-03-26 17:57 | Architecture | Trackback | Comments(0)
2019年 03月 05日

赤坂虎屋

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あれー、前回の投稿から早一月。
ブログの更新をすっかりサボってしまいました!

赤坂方面に用事があったので
話題の虎屋を見てきました。
場所柄高さの高い建物が出来るのにあえて3階建ての建物。
低層建物なので逆に目立っています。
設計は内藤廣。
きめの細かい設計で
設計界では隈研吾よりもずっと評価の高い建築家です。

ゆったりとした空間構成。和を感じさせる老舗の気品のある雰囲気。
久住左官の素晴らしい左官壁。
おいしいお汁粉を食べて、お土産に羊羹を買って
ちょっと贅沢な時間が過ごせたのでした。
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by u-och | 2019-03-05 12:35 | Architecture | Trackback | Comments(0)
2018年 11月 12日

千と千尋の神隠し・モデル

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「千と千尋の神隠し」の油屋のモデルの一つとされている四万温泉・積善館。

「橋を渡るときには息を止めなければいけないよ。

そうしないと人間と判ってしまうからね。」とはハクのセリフ。

   

一句 「黄落や息とめて橋渡る先」 雄二



by u-och | 2018-11-12 13:20 | Architecture | Trackback | Comments(0)
2018年 08月 31日

待庵・見学

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森美術館で開催中の「建築の日本展」を見てきました。

古代から現代まで幅広く日本の建築が紹介されていますが

その中でも期待していたのは千利休作といわれている国宝「待庵」。

そのレプリカが展示されているのです。

実際の待庵は、にじり口から中をのぞき見ることしか許可されていませんが

この展示では、レプリカとは言え、

忠実に再現された二畳の茶室の、内部に入ることが出来るのです!

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壁は藁すさの見える草案風の土壁。

床の間は隅柱を土壁で塗り廻した室床。

天井は平天井と掛け込み天井の構成で

低いながらも圧迫感を感じない。

下地窓からの光が美しい!


待庵を空間体感できる絶好の機会です。

ご興味にある方はお急ぎを(9/17まで)



by u-och | 2018-08-31 15:28 | Architecture | Trackback | Comments(0)
2018年 08月 23日

素敵な居酒屋

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居酒屋「鍵屋」を覗いてきました。

木造2階建て、押縁下見板張りの外壁。

1階が店舗で2階が住居。

店舗の床はたたきでお店の大将を囲むように

L型に無垢板のカウンターが設えてある。

酒の肴に「にこごり」もあって日本酒がすすみそう!

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実は小金井方面で打合せが有り、その帰りに小金井公園内の

「江戸東京たてもの園」を散策して

移築された「鍵屋」を覗いたという次第。


なんと建築は幕末の1856年。

現建築基準法には適合しない建築だけれど

なんと魅力的な店だろうか。

説明してくれたボランティアの人の話だと

鶯谷駅近くで2代目「鍵屋」が営業中とのことです。



by u-och | 2018-08-23 12:11 | Architecture | Trackback | Comments(0)
2018年 03月 06日

名作住宅探訪

先日、築約50年~60年を超える住宅を見学する機会がありました。

1967年竣工の「塔の家」(東孝光設計)、

1958年竣工の「石津邸」(池辺陽設計)

1971年竣工の「松川ボックス(1期)」(宮脇檀設計)

そして1955年竣工の「園田邸」(吉村順三設計)。

松川ボックスは住宅ではなく事務所として使われていますが

他の建物はが住宅として現役として使われている建物です。

(園田邸は現在は貸し音楽ホール?)


どの建物にも言えることは、

時々の住まい手がオリジナルの部分を損なわないように配慮しながら、

家族構成や住まい方に合わせて

その時々の最新設備等をとりいれ

快適に住めるように改築・増築をしていることです。

建築家は建物の「生みの親」ではあるけれど、

それを更に自分たちの生活スタイルに合わせて居心地の良いにものにしていく「育ての親」は住まい手だなあということです。

こんなに長く大切に住んでもらって、設計した建築家たちも感謝していることでしょう。

これからも現役の建物として使い続けていただけたらうれしいのだけれど・・




by u-och | 2018-03-06 12:31 | Architecture | Trackback | Comments(0)
2017年 10月 23日

雨のデザイン

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皇居のお堀端に建つ1967年竣工のパレスサイドビルは
今しみじみ見てもとてもモダンな建築です。
日建設計・林昌二設計の傑作だと思います。

雨樋のメンテナンスもしっかりと考えられていて
縦樋が分節して、それを半円形の桝が受け
雨水が見えるデザインに昇華しています。
窓ガラス清掃用と日除けを兼ねたグレーチング床と相まって
魅力的な外観デザインを構成しています。

毎日新聞社が入るビルなので、事務所内には入れませんが
地下商店街の階段や近未来的なトイレなど
外観も含めてなかなか楽しめます。


by u-och | 2017-10-23 14:20 | Architecture | Trackback | Comments(2)
2017年 10月 16日

「日本の家 1945年以降の建築と暮らし」 展覧会

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東京国立近代美術館で開催している展覧会に行ってきました。
1953年竣工の丹下健三の自邸から最近のアトリエワンの住宅まで
日本的なるものからすきまの再構築まで幅広いテーマごとに
写真、模型、ビデオ等が展示されている充実した内容の展覧会です。

清家清設計の「斉藤助教授の家」1952年の一部を再現した実物大の建物もあり
かなり楽しめます!

10月29日(日)まで
近代美術館のhpに100円割引のお得なお知らせもあります。



by u-och | 2017-10-16 12:42 | Architecture | Trackback | Comments(0)
2017年 06月 12日

カメラマンの家・三ヶ月点検

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先日、カメラマンの方の家の点検に伺いました。
撮影スタジオのある住宅です。
U設計室では完成後、生活の落ち着いた頃(3ヶ月〜半年)と
1年後に点検に伺います。

今回は、工務店の監督が来て点検が始まる前に
少し早く伺って写真を撮らせて頂いていました。

でも流石プロ。
私の撮影がもどかしかったのか「撮りましょうか?」と言って頂き
私のカメラがおもちゃのように見えてしまう
プロ用のカメラを使って全室撮って頂きました!
後で送って頂けるとのことでとても楽しみです。
(ちなみにこのブログの写真は私が撮ったものです)

点検のあと、この家をつくってくれた大工のSさんも合流して
奥様の手料理と地酒をご馳走になりました。
Aさん、ありがとうございます。
とても楽しい時間を過ごさせて頂きました。
ご馳走様でした!


by u-och | 2017-06-12 14:17 | Architecture | Trackback | Comments(0)
2017年 04月 23日

山田守邸見学

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21日の金曜日、表参道にある山田守邸を見学してきました。
山田守はお茶の水の「聖橋」や「日本武道館」等の設計で知られる建築家ですが
資料によると、
分離派建築家グループの同志、堀口捨巳が晩年自邸を設計したことに触発され
奥さんのたっての頼みもあって、60才を超えた昭和34年に
アトリエ(設計事務所)兼用の自宅をつくったとのことです。

自邸は僕の感じていた山田守のイメージとは全く違い
とてもモダンな近代建築でありました。
東工大名誉教授の藤岡洋保先生の熱い解説も聞けて
とても良い時間を過ごせました。
入館料700円、本日4月23日までです。
未見の方はお急ぎあれ!


by u-och | 2017-04-23 13:04 | Architecture | Trackback | Comments(0)