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続・U設計室web diary

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2019年 08月 13日

夏休みの読書

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大江健三郎は「同時代ゲーム」しか読んだことはありませんが

この小説が読みにくいこと半端なく、

ごつごつとした岩のような文体でとりつく島もなく、

内容が全く頭に入ってこなくて、

もう読むのをやめようかと途方に暮れておりました。

(評論家の小林秀雄は二頁で読むのをやめたそうです)


でも同じような読者はたくさんいて、

難解な第一章は飛ばして、第二章から読んで最後に第一章に戻るという

変則的な読書方法を教えてくれる人がいて、

その通りに読んでみるとなんとか内容が把握できたという次第。


インテリジェンスとグロテスク、聖なるものと俗なるもの。

暴力と非暴力。相反するベクトルの描写が激しく、

かなり気持ちの悪くなるシーンもあって

これに懲りて、もう大江健三郎は読まないと思っていたのに

この夏休みに、大江健三郎の最長編小説「燃え上がる綠の木」全三巻を

なんだかとても読みたくなってきたのです。

これはきっと怖いもの見たさですね。


単行本の古本を手に入れて読み始めてみると、

「同時代ゲーム」よりも遙かに読みやすい。

登場人物達は相変わらず奇妙な人種の人たちが多く、

不思議な物語が始まりそうですが、

するすると第一巻の中程まで読み進めて来てしまいました。

第二巻がまだ届いていないので、ちょっとペースダウンしなければ。

これからどんな物語の展開が待っているのか、楽しみなような恐ろしいような・・。

変な夢を見そうです。




by u-och | 2019-08-13 12:42 | Book | Trackback | Comments(0)
2019年 08月 05日

能楽

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このあたりの者でござる。

さてもさても、久々に千駄ヶ谷の国立能楽堂に行ってきたのでござる。


演目は「三番叟」「羽衣」「船弁慶」(半能)いう豪華ラインナップ。

三番叟は人気、実力とも文句なしの野村萬斎が演じ、

羽衣のシテは津村聡子さんという女性の美しい天女の舞い姿。

船弁慶は弁慶と平知盛の亡霊が対決する迫力ある場面の半能と

見所満載、大満足の舞台でござった。

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人形ではなく、人間です。


それにしても能楽は拍手のタイミングが難しい。

演目が終わり、能楽師が橋懸かりを退場している時は

まだ拍手のタイミングではないのでござる。

舞台の余韻を噛みしめ

能楽師に次い太鼓、小鼓、笛の囃子方、そして地謡の面々が

退場して舞台が空になる直前あたりに拍手するのが一般的なようなのでござる。

うーん最後まで良い緊張感があってとてもしびれるのでござる。

昔は拍手は無かったという解説書もありますが、

やはりお礼に拍手をしたいものでござる。


また、是非とも能楽堂に参りたいと思っておる、

このあたりの者でござる。




by u-och | 2019-08-05 11:54 | Art | Trackback | Comments(0)