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続・U設計室web diary

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2005年 05月 11日

ダーリンは外国人

ダーリンは外国人_c0016913_2184893.jpg

連休中、村上龍の力作
「半島を出よ」を読んでいました。
とても面白い小説でしたが、
残虐な描写も多く
重苦しい内容なので
バランスをとる意味でも
次は何か可笑しいものを読みたくなりました。

カミさんや長男に
「何か可笑しい本ないかなあ?」と聞いてみると
二人が口を揃えて教えてくれた本がこれです。

題名が誤解を与えるといけないので本の前書きを引用すると
「のっけから何ですが、この本はのろけ話ではありません。
「外国人と暮らしていると」というと、よくロマンティックで
アモーレな世界を思い描かれるのですが、
うちの場合、それとはちょっと違った方面へ転がり続けています」

漫画家の奥さんと言語オタクのダーリンこと「トニー」との
珍妙な日常が描かれていて
思わず笑ってしまうこと請け合いです。
漫画と馬鹿にすることなかれ
さすが言語オタクの「トニー」
日本人では気がつかない
日本語に対するするどい?指摘もあって
なかなか為にもなります。
続編の「ダーリンの頭の中」もお薦めです!!

# by u-och | 2005-05-11 21:15 | Book | Trackback | Comments(1)
2005年 05月 09日

谷口吉生展

昨日の夕方、東京オペラシティアートギャラリーで開催している
「谷口吉生のミュージアム」展にいってきました。
(会期は6月26日まで、大人:1000円)

谷口吉生さんの作品は東京近辺だと「葛西臨海水族館」が有名ですが、
この展覧会では、ニューヨーク近代美術館(MoMA)を始め
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、豊田市美術館など
氏の設計した美術館建築の模型や写真、図面等が展示されています。
MOMAでつかった内外装材のサンプルも展示されていますが
これがまたきれいなんだなあ。
どの建築もシンプルで品があり、とてもモダンです。
どの建築も外構と一緒に考えられていて、
風景に対して閉じる部分と開く部分が明確に計画されています。

昔、金沢まで
氏の設計した市立図書館を見に行ったことがありますが、
この展覧会の写真を見ていたら、実物を体感してみたくなりました。
ニューヨークは遠いので
上野の東京国立博物館法隆寺宝物館に行ってみよう!

# by u-och | 2005-05-09 21:02 | Architecture | Trackback | Comments(4)
2005年 05月 06日

麻雀放浪記

家の近所を散歩していて偶然見つけた住宅。
手入れがされずに、かなりガタが来ていますが(失礼!)
玄関のむくりのついた唐破風の屋根といい
ちょこんと2階がのった外観といい
面白い年季の入った住宅です。
この家を見た時
阿佐田哲也原作、和田誠監督の
映画「麻雀放浪記」を思い起こしてしまいました。
南京下見板張りの木造の家が
軒を連ねる細い路地のシーンがとても印象的だった映画。

防災という意味では問題かもしれないけれど
街の面白さという意味では細い路地にある
こういった木造住宅はある種、魅力的です。

でももうじき
取り壊しされそうな気配・・

麻雀放浪記_c0016913_1658910.jpg
麻雀放浪記_c0016913_1724781.jpg

# by u-och | 2005-05-06 17:04 | Architecture | Trackback(1) | Comments(0)
2005年 05月 03日

美登利寿司

美登利寿司_c0016913_14638100.jpg


この間の土曜日、カミさんと下の子供達が外出するので
長男と晩飯に「鮨屋にいこう!」ということになりました。
小田急線沿いで有名な鮨屋は「美登利寿司」
経堂と梅ヶ丘にありますが全く違うお店で
経堂は芸能人御用達の
とてもおいしいけれど、それなりのお値段のお店。
梅ヶ丘の美登利寿司は値段も安くて庶民のお店という感じがします。
でも、梅ヶ丘美登利寿司はとても混んでいるのが「玉にきず」なのです。
この日も、6時頃に行ったのに長蛇の列です。
1時間待ちといった感じです。
近所においしいイタリアンのお店もあるので
そちらに行こうと言ったのですが
「鮨モード」に入っている息子は並んでも食べると譲りません。
結局、ホントに1時間並んで無事にカウンター席に座れました。

名物の「かにミソサラダ」と
板さんお薦めの「黒ほっき貝」の刺身を肴にまずは生ビール。
その後、白子ポン酢(この時期は鱈ではなくて鯛の白子なんだそうです)と
鰺のお刺身で日本酒の田酒に突入です。
息子はもう勝手に「さび抜きで」なんて言ってお好みでお鮨を頼んでいます。
「いくらの軍艦巻き」はいくらがお皿に溢れています。
「あぶりトロ」もとてもおいしそう!
僕は、もう一杯、田酒を飲んで、さあ、鮨にいきます!

僕たちが頼んだ鮨をどんどん食べるので
板さんも、隣の席のおしゃべりしているお客さんの注文をよそに
どんどん握ってくれます。
「からす鰈の縁側」がトロトロで
コラーゲン一杯という感じでおいしかったあ!
いやー満腹、満腹。
と思いきや、息子は無謀にも「穴子」を注文
このお店の穴子は名物だけどたいへんな大きさです。
大丈夫といいながら、さすがに食べられず、
四分の一を僕が食べました。

食べて飲んでもう超満腹。
おいしかったあ!
そして気になるお値段は、
なんと、7000円もいかないのでした!

これではやっぱり行列ができますね。

# by u-och | 2005-05-03 14:08 | Food | Trackback | Comments(9)
2005年 04月 26日

Shall we ダンス?

「Shall we ダンス?」を見ました。
といっても、リチャード・ギア主演の映画でなく
周防監督、役所広司主演のオリジナル版の方です。
高一の息子がビデオ屋さんで借りてきました。

1996年の映画なので初めて見てからもう9年経っていました。
2回目となると、ちょっとしたディテールに気づきます。
たとえば、主人公の「気の張り方」は
毎朝駅までの通勤途中に会う
犬を連れたおじさんとの場所や挨拶で
表現していたりします。
前に見ていたときは何気なく見ていたシーンに
実は監督の表現がちりばめられている。
今さらこんな事を言うのは変ですが
映画のシーンやカットには全て意味が込められているんですね。
いい小説が再読にたえるように
いい映画は何度見ても新しい発見があるということなんでしょう。
とても面白い映画です。
竹中直人がいい味を出しているんですよね。

さて、リチャード・ギア主演「shall we dance?」は如何なものか
楽しみです。

# by u-och | 2005-04-26 13:50 | TV・cinema | Trackback(7) | Comments(7)